スコットランドとイングランドの境界線。そこは英国史に於いて数々の戦いが繰り広げられてきました。そんな時、活躍していたのはヤング一族。彼らは屈強で機転が利く「ジェントルマン」。こちらは歴史的にも名誉あるヤング氏族の本物のフォブシール。美しいアメジストに輝く紋章は誇り高い騎士道精神を現わしているようです。
ヤングという姓は高貴な父を持つ子であることを意味しています。英国ボーダーズ地方で使用されるようになったのは14世紀初頭と考えられています。13世紀末~17世紀初頭にかけて、国境沿いでは頻繁に戦が発生していました。ヤング家は緊急時の防衛として、国王からの依頼により出陣しており、射撃の名手が何名も歴史的な資料に名を連ねています。戦士でありながら知的で機知にとんだ判断ができる指導者を多く輩出しています。また、ヤング氏族は「スコットランドの紳士」とも記録されています。当時のジェントルマンは貴族の一種として、平民との区別に使われていた称号でした。行動が紳士的、というような解釈とは違い、“ジェントルマン”は地主か地主家庭の出身であることを意味しています。多くの土地・城を保有していた一族が、どれほど威厳のある存在だったか想像するのも楽しいです。
こちらはそんなヤング一族の印章です。1800年代初頭、英国製、豪華で美しい華やかなゴールドを纏ったアメジストのインタリオ・フォブシール。当時の宝石は、透明度・カラー共に抜群に美しく、そこに彫られた印章はハッとする程の神々しいクオリティです。剣を持ち、立ち上がるライオンはヤング家の紋章で、描写が正確で緻密、ジョージアンのトップレベルな彫です。上部にはヤング家がモットーにしていた言葉“Robore Prudentia Praestat”思慮深さは力に勝る。が刻まれており、その下には持ち主のイニシャル“GY”。まさに誇らしい貴族の紋章らしく、大変美しく、豪華で優美。フレームが摩耗している部分はありますが、年代・希少性を踏まえると全く問題にならないと思います。
歴史に名が刻まれた、知的な名家の尊い逸品です。※動画有
年代:1800年初頭(英国)
宝石:アメジスト・ゴールド(付属書類なし)
サイズ:w17㎜×L22㎜×H30㎜
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